木村酒造文書の調査

 2006年10月、神戸市東灘区石町の木村酒造で、震災時に屋根裏に上げた文書がダンボール10個分ほどあり、その取り扱いをどのようにすればよいかということからお預かりした文書の調査・整理を当センターが行いました。
 2008年におよそ4000点の史料目録が完成。内容は、江戸後期の酒造経営を中心に家政関係を含んだものです。史料は震災の後片付けの際ダンボール等に詰め込まれたもので、もとのかたちの失われたものが多かったため、正確には分からないながら、一括されていたものはできるだけ一括書類として整理しました。