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日仏社会学国際シンポジウム「社会学とその周辺――人類学・哲学との関わり」(科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ──デュルケーム社会学の現代的展開」(22H00904)主催イベント)開催のお知らせ

2023.02.08

◇シンポジウム「社会学とその周辺:人類学・哲学との関わり」
Sociologie et son alentours : anthropologie et philosophie

  • 〈開催概要〉
  • 日時:
    2023年2月27日(月)13:30~18:00
  • 会場:
    奈良女子大学文学系S棟 S235※参加無料・申込不要
  • 内容:
    社会学と、人類学・哲学というその隣接領域との関わりを、デュルケーム、グラネ、レヴィ=ストロース、ベルクソンに着目して考究する。
  • 〈プログラム〉
  • 司会:横山寿世理(聖学院大学) 通訳:白鳥義彦(神戸大学)
  • 1.趣旨説明
    小川伸彦 (奈良女子大学)13:30~13:40
  • 2.講演 conférence
    13:40~15:40
  • ■講演者:
    ジルダ・サルモン Gildas Salmon https://lier-fyt.ehess.fr/membres/gildas-salmon
  • ■題目:
    神話の構造分析の誕生:デュルケーム、グラネ、レヴィ=ストロース
    Naissance de l'analyse structurale des mythes: Durkheim, Granet, Lévi-Strauss
  • ■要旨:
    本講演では、デュルケームの原理が、まずはマルセル・グラネにおいて、次いで彼を媒介としてレヴィ=ストロースにおいて、比較分析の新たな形式の出現を可能にしたその仕方を明らかにします。この系譜をたどることによって、しばしば主張されるような構造人類学とデュルケーム学派の諸原理との間の断絶という考えを相対化することが可能となります。
  • ■G.サルモン氏プロフィール:
    哲学者。CNRS(国立科学研究センター)研究員。EHESS Laboratoire interdisciplinaire d’études sur les réflexivités - Fonds Yan Thomas [Le LIER-FYT](社会科学高等研究院 反省性に関する学際研究室―ヤン・トマ文庫)所属。
  • ・研究分野:
    社会科学の歴史、比較研究、人類学(神話、親族、分類)、精神の理論、記号学。
  • ・主要著作:
    『精神の構造:レヴィ=ストロースと神話』Les Structures de l’esprit, Lévi-Strauss et les mythes, Presses Universitaires de France, 2013.
    『ソブリン債:政治経済と国家(ユリア・クリストとの共編)』Sous la direction de Julia Christ & Gildas Salmon La dette souveraine : Economie politique et l'Etat, Editions de l’EHESS, 2018.
  • 休憩 15:40~16:00
  • 3.報告 interventions
    16:00~17:00
  • ■報告者:
    笠木丈 KASAGI Jo (甲南大学)
  • ■題目:
    ベルクソンにおける有機体としての社会:デュルケームの受容をめぐって
    La société organique chez Bergson : autour de la réception bergsonienne de Durkheim
  • 休憩 17:00~17:10
  • 4.コメント discussion
    17:10~17:25(ジルダ・サルモン)
  • 5.全体討論 discussion générale
    17:25~18:00

◇ラウンドテーブル ※参加無料・申込不要

  • 〈開催概要〉
  • 日時:
    2月28日(火) 10:30~12:30
  • 会場:
    奈良女子大学文学系N棟 N339(逐次通訳あり)
  • 話題:
    イギリス植民地帝国における社会科学の誕生 (La naissance des sciences sociales dans le cadre de l'empire colonial britannique)など、サルモン氏から話題提供をいただくとともに、フランスや日本の社会学事情・社会事情などについて自由に歓談します。

◇会場アクセス

(主催)科学研究費補助金・基盤研究(B)「『集合意識』から『情動の社会学』へ──デュルケーム社会学の現代的展開」(22H00904)https://avecdurkheim.com/
(共催)日仏社会学会、デュルケーム/デュルケーム学派研究会、奈良女子大学社会学研究会、神戸大学社会学研究会

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