教員紹介
講師 ジミー・エイムズ Jimmy AAMES [KUID]
履歴
1991年生まれ。2021年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。舞鶴工業高等専門学校人文科学部門助教、芝浦工業大学工学部助教を経て、2024年より神戸大学文学部講師。
専門分野
アメリカ哲学、科学哲学、科学思想史
19世紀から20世紀初頭にかけて活躍したアメリカの哲学者・論理学者チャールズ・S・パースの哲学、および現代の科学哲学(特に物理学の哲学)を専門にしています。科学哲学では、パターンの存在論、創発の問題、時間・空間の哲学などをテーマに研究しています。また、科学思想史にも関心があり、パースのほかにライプニッツ、ニュートン、ゲーデルなどの仕事を手掛かりにして、現代における新たな自然哲学のあり方を模索しています。演習では、哲学の古典的なテクストや現代の文献の精読を通じて、哲学の問題と格闘する面白さを味わって欲しいと思います。
主な著書・論文
- 「ライプニッツのモナド論と現実の捩れた構造:自然哲学試論」、近藤和敬・檜垣立哉編『21世紀の自然哲学へ』、人文書院、2024年
- “Temporal Becoming in a Relativistic Universe: Causal Diamonds and Gödel’s Philosophy of Time,” European Journal for Philosophy of Science 12 (3), 2022年
- “The Concept of the Correlate in Peirce’s ‘New List of Categories,’” Transactions of the Charles S. Peirce Society 57 (1): 65–88, 2021年
- “Patternhood and Generality: A Peircean Approach to Emergence,” European Journal of Pragmatism and American Philosophy XI (2), 2019年