HOME > 教員紹介 > 野田麻美

教員紹介

講師 野田麻美 NODA Asami  [KUID] [KUID]

履歴

1979年生まれ。2010年、東京大学大学院人文社会系研究科(美術史学専門分野)博士課程満期退学。博士(文学)。群馬県立近代美術館、静岡県立美術館学芸員を経て、2023年4月から神戸大学大学院人文学研究科講師。

専門分野

江戸狩野派を中心とする日本近世絵画史
狩野派全般の研究を行ってきたが、北関東、東海地方で、学芸員として13年の間、江戸絵画を中心に調査・研究をするなかで、近世絵画全般、とりわけ江戸狩野派を中心とする江戸時代の江戸画壇の展開に焦点を当て、考察を継続している。また、近年は、幕末維新期の日本画についても関心を深めている。

主な著書・論文

  • (論文)「狩野山楽筆『車争図屏風』(東京国立博物館)に関する一考察-『年中行事絵巻』との関係を中心に」(『美術史』167号 2009年10月)193-211頁
  • (論文)「狩野山樂筆『帝鑑圖押繪貼屛風』(東京國立博物館)の硏究」(『國華』1410号 2013年4月)7-22頁
  • (共著)『探幽3兄弟展-狩野探幽・尚信・安信』(板橋区立美術館・群馬県立近代美術館 2014年2月)
  • (論文)「谷文晁『富士山図屛風』について―文晁晩年の実景表現とのかかわりを中心に」(『聚美』18号 2016年1月)43-58頁
  • (編著)『美しき庭園画の世界-江戸絵画にみる現実の理想郷』(静岡県立美術館 2017年10月)
  • (編著)『幕末狩野派展』(静岡県立美術館 2018年9月)
  • (論文)「江戸狩野派による雪舟学習をめぐる諸問題―倣古図の分析から」(『天開圖畫』11号 2019年3月)3-40頁
  • (論文)「十八~十九世紀の江戸画壇―江戸狩野派と文晁一派をめぐる諸問題」(『静岡県立美術館研究紀要』35号 2020年3月)1-25頁
  • (論文)「模写と倣古―江戸狩野派の場合」(『日本美術のつくられ方 佐藤康宏先生の退職によせて』羽鳥書店 2020年12月)270-294頁
  • (編著)『忘れられた江戸絵画史の本流―江戸狩野派の250年/江戸狩野派の古典学習―その基盤と広がり』(静岡県立美術館 2021年5月)
  • (論文)「狩野探信守道・狩野探淵守真ほか『摹宋元画冊頁』(ボストン美術館)について」(『美術史論叢』38号 2022年3月)79-106頁
  • (編著)『輞川図と蘭亭曲水図―イメージとテクストの交響』(勉誠出版 2023年5月)

ページトップへ