教員紹介
教授 奥村弘 OKUMURA Hiroshi [KUID]
履歴
- 1960年2月8日、名古屋市生まれで大阪市で育つ。
- 1979(昭和54)年4月 神戸大学文学部入学
- 1983(昭和58)年4月 神戸大学大学院文学研究科修士課程(史学専攻)入学
- 1985(昭和60)年4月 神戸大学大学院文化学研究科博士課程(社会文化専攻)入学
- 1986(昭和61)年3月 同上 退学
- (職歴)
- 1986(昭和61)年4月 京都大学人文科学研究所助手
- 1991(平成3)年4月 神戸大学文学部助教授に昇任
- 1995(平成7)年6月 神戸大学大学院文化学研究科博士課程担当
- 2006(平成18)年4月 神戸大学文学部教授に昇任
- 同 神戸大学地域連携推進室副室長
- 2007(平成19)年2月 神戸大学地域連携推進室長(~2018(平成30年)3月)
- 2018(平成30)年4月 神戸大学大学院人文学研究科長
専門分野
日本近代史
主な研究領域は、地域社会の形成のあり方の分析を中心とした、日本近代国家および近代社会の形成過程の特質の解明。この視点からの神戸市の形成史や「満洲国」における地方統治のあり方についても研究を展開。神戸市、姫路市、小野市、三田市等の自治体市編纂にも関与。阪神淡路大震災以降は、地域遺産の保存活用の実践的研究についても、歴史資料ネットワーク代表委員、内閣府「文化財保護と防災まちづくりに関する委員会委員」等として展開。文学部の地域連携センター事業責任者として、この分野での大学と市民との連携事業を展開。
主な著書・論文
- 「地方統治における満洲国協和会の位置――満洲国協和会第七次全国連合協議会の分析をとおして――」(山本有造編『「満洲国」の研究』京都大学人文科学研究所、1993年、PP.157-189)
- 「地域社会の成立と展開」(歴史学研究会日本史研究会編『日本史講座』第7巻、近世の解体、東京大学出版会、2005年4月、PP.65-97)
- 『大震災と歴史資料保存』(吉川弘文館、2012年)
- 『歴史文化を大災害から守る――地域歴史資料学の構築』(編著 東京大学出版会、2014年)
- 『地域歴史遺産と現代社会』(編著 神戸大学出版会、2018年)