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教員紹介

教授 真下裕之 MASHITA Hiroyuki  [KUID]

履歴

1969年生まれ。1997年京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。京都大学人文科学研究所助手を経て、2005年神戸大学文学部助教授。

専門分野

南アジア史、イスラーム史、インド洋海域史
南アジアにおけるムスリム社会の歴史を、南アジア史の流れと、隣接する諸地域との交流関係という二つの視点から総合的に解明することが私の研究の目標です。前者の視点に関しては、ムガル帝国時代の歴史書に関するヒストリオグラフィー研究を行ってきましたが、現在はこうした基礎研究を踏まえて、国家制度史の研究に取り組んでいるところです。また後者に関しては、ペルシア語文化圏やインド洋海域という新たな切り口から、イスラーム関係資料ばかりでなく、欧語資料も用いて研究を進めています。

主な著書・論文

  • 「南アジア史におけるペルシア語文化の諸相」森本一夫編『ペルシア語が結んだ世界:もうひとつのユーラシア史』北海道大学出版会2009,pp.205-231
  • 「インド・イスラーム社会の歴史書における「インド史」について」『紀要』(神戸大学文学部)38,2011,pp.51-107.
  • 「ムガル帝国におけるバフシ職について:大バフシ職の運用における人的要因」『東洋史研究』71-3,2012,pp.85-130.

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