教員紹介
准教授 加藤憲治 KATO Kenji [Webpage] [KUID]
履歴
1960年生。1990年大阪大学大学院文学研究科単位修得退学。大阪大学文学部助手、神戸商船大学助教授を経て、2003年神戸大学文学部助教授。
専門分野
フランス哲学
これまでベルクソン哲学を中心に哲学上の諸問題(存在論、認識論、身体論、自由論、言語論、方法論等)を考察してきた。今後も自我論、他者論、時間論、生命論、社会論における諸問題を、ベルクソンを手掛かりとしながら検討していきたい。それと同時に、第一に現象学運動をも含めた「生の哲学」という観点から、第二にメーヌ・ド・ビランを端緒とする「フランス・スピリチュアリスム」の観点から、このベルクソン哲学を哲学史的に位置づけることも試みたい。大学院の演習では、大学院生の専門に応じたテキストを精読すると共に、そこでの議論を通して論文執筆に資するよう、努めている。
主な著書・論文
- 「ベルクソンにおける持続と身体」(『カルテシアーナ』第12号、大阪大学文学部哲学哲学史第一講座、1994年)
- 「ベルクソンの言語批判とコミュニケーションの問題」(『神戸商船大学紀要 第一類 文科論集』第五十一号、2002年)
- 「ゼノンのパラドクスとベルクソンの持続の発見」(『神戸商船大学紀要 第一類 文科論集』第五十二号、2003年)