HOME > 教員紹介 > 出水清之助

教員紹介

助手 出水清之助 DEMIZU Kiyonosuke  [KUID]

履歴

1992年生。2021年9月、神戸大学大学院人文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)(神戸大学)。2021年10月より現職。

専門分野

日本近代史
これまで、明治前期の自由民権運動期を中心に、近代日本における政党形成の在り方や、政党運動の特質について、関西・東北・九州など広域の地方で開催される懇親会を具体的な分析対象として研究を進めてきた。今後は、懇親会や親睦会のもつ、人々の交流を促す機能に注目しながら、「交際」や「親睦」を軸に地方ごとにまとまりをつくろうとする運動の論理を明らかにし、そうした動向と政党運動との関係について、より分析を深めていきたい。
また、地域歴史遺産の保全活用事業にも携わっている。丹波市や小野市などとの地域連携事業を通じて、地域史叙述の在り方や歴史像構築の意味について考え、地域歴史遺産の「活用」可能性を追究している。

主な著書・論文

  • 「民権政党停滞期における「無形結合」路線の論理と展開―〈広域地方結合〉の成立を中心に―」(『史学雑誌』第129編第12号、公益財団法人史学会、2020年12月)。
  • 「小野出身近衛兵から見た竹橋事件―鎮台入営から近衛兵除隊まで―」 (『Link【地域・大学・文化】』vol.11、神戸大学大学院人文学研究科地域連携センター、2019年11月、津熊友輔氏との共著)

ページトップへ