教員紹介
講師 池田來未 IKEDA Kurumi [KUID]
履歴
1993年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。同大学院人間文化創成科学研究科 博士前期課程・後期課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学基幹研究院研究員を経て、2024年より現職。
専門分野
日本語文法
複合動詞という複数の動詞が結びついた形式について主に研究しています。同じ語がどうして複数の意味用法を持つようになったのか、また個々の語の変化だけでなく、「~抜く」「~通す」のような似た意味を持つ語の使い分け、さらに言語においてどのような変化が起こりやすいのかといった言語変化の方向性にも関心があります。根気のいる作業ではありますが、授業や演習を通して用例をひとつひとつ観察することにより日本語の傾向や規則性を見出す楽しさを受講生の皆さんと共有できればと考えています。
主な著書・論文
- 「複合動詞「~ハツ」の歴史的変遷」(『国語国文』91(7)、2022年7月)
- 「複合動詞「~ヌク」の史的変遷」(『国文』(134)、2021年7月)
- 「ナニモの歴史的変遷―否定との共起に着目して―」(『国文』(127)、2017年7月)