HOME > 教員紹介 > 中真生

教員紹介

教授 中真生 NAKA Mao  [Webpage] [KUID]

履歴

1972年生。2005年東京大学大学院人文社会系研究科単位取得満期退学。2007年東京大学博士(文学)。東京大学大学院助手、神戸夙川学院大学准教授を経て2011年より神戸大学人文学研究科准教授、2021年6月より同研究科教授。

専門分野

現代哲学・倫理学
フランスの哲学者であるレヴィナス研究からはじめ、現在はそれを通じて得た、「生殖」、「他者」、「身体」、「ジェンダー」、「苦しみ」などの問題関心を軸に、関連する思想を横断して考察する研究とともに、生殖技術や、不妊、妊娠、出産、養育など、生殖に関わる具体的な問題や経験を、哲学倫理学的に考察する研究も行っている。最近では、老いや死別をはじめ、大小さまざまな「喪失」という観点から人間の生を考える試みも展開している。演習では、テキストを丁寧に味読し、その肌ざわりを感じつつ、著者と自らの思考に耳を傾ける楽しさを感じられるよう努めたい。

主な著書・論文

  • 『生殖する人間の哲学――「母性」と血縁を問いなおす』勁草書房、2021年
  • 「喪失という攪乱――死別を中心に」、『あらわれを哲学する』、晃洋書房、2023年(刊行予定)
  • 「老いゆくこと、他者との関係」、『フェミニスト現象学』、ナカニシヤ出版、2023年(刊行予定)
  • "The Otherness of Reproduction: Passivity and Control" in Nicholas Smith & Jonna Bornemark (ed.), Phenomenology of Pregnancy, Södertörn University Press, 2016

ページトップへ