教員紹介
教授 濱田麻矢 HAMADA Maya [KUID]
履歴
1969年生。兵庫県出身。京都大学大学院文学研究科博士課程を単位取得退学(中国語学中国文学)。人文科学研究所助手、神戸大学文学部専任講師を経て2000年より助教授、2007年より神戸大学大学院人文学研究科准教授、2018年より同教授。2018年 博士(文学)(京都大学)。
専門分野
中国現代文学
二〇世紀の中国語文学に現れる女性表象に関心を持っている。「中国語文学」とは耳慣れないことばだが、中華人民共和国に限らず、台湾や香港、あるいは米国、東南アジアの華僑が中国語を用いて創作した文学における女性像の変遷を文学史全体の中に位置づけることを最終的な目標として考えている。現代中国語圏における文化を考える上で、映画や演劇など、文字媒体によらない芸術にも目を向けていきたい。
主な著書・論文
- 「三人の越境する女たち」(王徳威ほか編『帝国主義と文学』研文出版、2010年)
- 「女学生だったわたし―張愛玲『同学少年都不賤』における回想の叙事―」(『日本中国学会報』64、2012年)
- 「日本統治期台湾の女学生像―楊千鶴の日本語創作をめぐって―」(緒形康編『アジア・ディアスポラと植民地近代』勉誠出版、2013年)