HOME > 教員紹介 > 澤田治

教員紹介

教授 澤田治 SAWADA Osamu  [Webpage] [KUID]

履歴

1977年生まれ。2010年University of Chicago, Department of Linguistics, Ph.D.課程修了 (Ph.D. in Linguistics)。日本学術振興会特別研究員(PD)、三重大学人文学部・人文社会科学研究科 、准教授を経て、2019年より神戸大学人文学研究科・文学部准教授。2024年より現職。

専門分野

言語学(意味論、語用論)
言葉の意味・使用の背後にあるメカニズムについて研究しています。意味研究(意味論・語用論)のスコープはとても広いですが、とりわけ、(a)言葉の意味とコンテクストとの関係とは何か、(b)言語の構造的側面と意味的側面の間にはどのような相互関係があるのか、(c)話し手の個人的な感情・価値観といった主観的な要素が関わる表現の意味はどのように分析できるのか、(d)言語の普遍性と個別性を「意味」の観点から考えるとどのようなことが言えるのか、といった問題について考察しています。 現在は、「比較構文」、「測量構文」、「程度副詞」、「不明確表現」などをはじめとするスケール性が関与している言語現象や話し手の感情・態度を表す表現に焦点を当てて、意味研究に取り組んでいます。

主な著書・論文

  • Pragmatic Aspects of Scalar Modifiers: The Semantics-Pragmatics Interface (Oxford Studies in Theoretical Linguistics). Oxford: Oxford University Press. 2018.
  • “An utterance situation-based comparison.” Linguistics and Philosophy 37. 2014.
  • “The comparative morpheme in Modern Japanese: Looking at the core from ‘outside’.” Journal of East Asian Linguistics 22. 2013.
  • “Pragmatic aspects of implicit comparison: An economy-based approach.” Journal of Pragmatics 41. 2009.

ページトップへ