教員紹介
教授 田中真一 TANAKA Shin'ichi [Webpage] [KUID]
履歴
- 1970年 名古屋市生れ
- <学歴>
- 1994年 大阪外国語大学日本語学科卒業(学士:言語・地域文化)
- 1996年 大阪外国語大学大学院日本語学専攻修了(修士:言語・文化学)
- 2006年 神戸大学大学院文化学研究科修了(博士:文学)
- <職歴>
- 2000年 長崎総合科学大学別科日本語研修課程専任講師
- 2002年 神戸女学院大学文学部専任講師(2005年 准教授)
- 2010年 神戸大学大学院人文学研究科・文学部准教授
専門分野
言語学(音韻論・音声学)
言語音声(音韻論・音声学)を中心に研究している。日本語(東京方言・諸方言)や諸言語(イタリア語等)のアクセント・リズム現象の分析を通して法則性を明らかにするとともに、言語間および言語理論との関係を解明することを目標としている。近年関心を持っている研究テーマは以下の通りである。(1)複合語アクセントの調査・分析、(2)借用語音韻論(別の言語から語を取り入れる際の音韻操作)、(3)方言音声(名古屋・大阪方言)の実態調査・分析、(4)音声基礎研究で得られた知見の日本語教育への応用。
大学院のゼミでは、音韻論・音声学に関する文献を読むことを通して、言語分析の方法や自分の研究への活かし方を議論するとともに、受講生による研究発表も行っている。
主な著書・論文
- 『リズム・アクセントの「ゆれ」と音韻・形態構造』(くろしお出版、2008年)
- 『日本語の発音教室-理論と練習』(共著・くろしお出版、1999年)
- 『漢語の言語学』(共著・くろしお出版、2010年)