教員紹介
准教授 伊藤隆郎 ITO Takao [KUID]
履歴
1970年生。2001年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学。2007年ミュンヘン大学近東歴史文化学科修了(Dr. phil.)。神戸大学大学院人文学研究科講師を経て、2011年1月より現職。
専門分野
アラブ史、イスラーム学
主にマムルーク朝期(13-16世紀)エジプトとシリアの社会と文化を、同時代のアラビア語年代記、伝記集、地誌などの叙述史料および文書史料に基づいて研究しています。現在関心をもっているのは、歴史叙述や史学史、アラビア語文化圏の知的ネットワーク、 中東の環境史などです。また最近は、人文情報学と連携し、アラビア語文献のコンピュータ解析にも取り組んでいます。
主な著書・論文
- 「マムルーク朝の歴史叙述における黒死病」『西南アジア研究』94 (2022).
- “Awlād al-nās during and after the Reign of al-Nāṣir Ḥasan” in: Anna Kollatz (ed.), Mamluk Descendants: In search for the awlād al-nās, Göttingen, 2022.
- “Writing the Biography of Ibn Khaldūn” in: Maribel Fierro & Mayte Penelas (eds.), The Maghrib in the Mashriq, Berlin, 2021.