教員紹介
講師 新川拓哉 NIIKAWA Takuya [KUID] [KUID]
履歴
1986年生。2015年北海道大学文学研究科思想文化学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD(千葉大学)、日本学術振興会海外特別研究員(パリ高等師範学校)を経て、2020年より神戸大学文学部講師。
専門分野
心の哲学(特に意識の哲学、知覚の哲学) 意識をめぐる哲学的諸問題を専門にしています。特に、意識の価値論と知覚的意識の形而上学に分析哲学的なアプローチで取り組んでいます。その他にも、科学者と共同で実験現象学や心理学の研究も行っています。さらに最近では、ヒト脳オルガノイドをめぐる倫理問題にも取り組んでいます。演習では、意識の哲学や知覚の哲学の文献の読解を通じて、心や意識の謎を解きほぐす楽しさを味わってほしいと思っています。
主な著書・論文
- “Naïve Realism and the Conception of Hallucination as Non-Sensory Phenomena”, Disputatio 9(26), 2017年
- “Moral Status and Consciousness”, The Annals of the University of Bucharest - Philosophy series 60 (1), 2018年
- “Classification of Disjunctivism about the Phenomenology of Visual Experience”, The Journal of Philosophical Research 44、2019年
- “Illusionism and Definitions of Phenomenal Consciousness”, Philosophical Studies (online first), 2020年