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教員紹介

講師 田中智子 TANAKA Tomoko  [KUID]

履歴

1988年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文社会系研究科修士課程・博士課程修了。博士(文学)。四国大学文学部助教・講師を経て、2024年より現職。

専門分野

日本中古文学
中古文学、とくに『古今和歌六帖』や初期定数歌をはじめとする、10世紀後半頃の和歌文学を研究の対象としている。10世紀後半は、勅撰集でいえば『後撰集』と『拾遺集』の成立の間の時期にあたり、研究史上、ともすれば等閑視されがちであった。しかしながら『古今和歌六帖』の所載歌や初期定数歌には、万葉歌の訓読作業の進展や、歌合・屏風歌の隆盛といった時代の特色が如実に反映しており、その和歌表現には独自の面白さがある。これらの和歌文学の史的意義を考察することに、もっぱら関心を寄せている。

主な著書・論文

  • 「曾禰好忠歌の表現」(『中古文学』2023年11月)
  • 「天平宝字元年十二月の大伴家持歌―立春をめぐって―」(『上代文学』2023年4月)
  • 「古今和歌六帖と伊勢物語」(『国語と国文学』2022年7月)

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