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本研究科に所属する教員・研究員の論文がScientific Reportsに掲載されました
2014.2.5
人文学研究科知識システム講座の心理学教育研究分野に所属する横山武昌研究員、野口泰基准教授、喜多伸一教授らの論文が、2014年1月24日発行のScientific Reports誌に掲載されました。この雑誌は、Nature Publishing Groupが発行しており、広い範囲の学術研究を扱う優れた雑誌として知られています。
Yokoyama, Takemasa, Sakai, Hiroki, Noguchi, Yasuki & Kita, Shinichi. Perception of direct gaze does not require focus of attention. Scientific Reports, 4: 3858. 2014. doi:10.1038/srep03858
この研究グループは、人が相手の視線をどのように知覚するかに関する研究を継続して行ってきており、心理学や生理学の実験技法を用いた研究成果を数々の国際誌に発表しています。一連の研究は、電子情報通信学会から賞を受け、また今回の論文のファーストオーサーを務めた横山は、神戸大学の大学院生のとき学術研究分野の優秀学生として福田学長から表彰されるなど、高く評価されています。
今回の研究は、二重課題という心理学の実験技法を用いて、視線方向が注意機能に対して持つ特殊性を示し、相手がまっすぐにこちらを見ているということは、特に注意を向けなくても知覚できることを明らかにしました。なおこの研究は、日本学術振興会特別研究員(横山)に対する科学研究費をはじめとする公的助成を受けて遂行しました。