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第4回「インターナショナル・アクティブ・ラーニング in ヒロシマ」が開催されました
2015.12.01
ワークショップの参加者
国際会議
2015年11月21日(土)~22日(日)、KOJSP及びグローバル人文学プログラムの取り組みとして、第4回「インターナショル・アクティブ・ラーニング in ヒロシマ」が開催されました。今回の参加者は、オックスフォード大生4名を含む留学生10名、 研究員1名、日本人学生 4名の計15名で、コーディネーターとして、嘉指教授に加え、留学生関連教務などが担当のタマシ講師、アントン助教、シギナシ助教が同行しました。
11月21日早朝、広島平和公園や広島原爆資料館を見学した後、被爆70周年を記念して広島国際会議場で開催された「世界核被害者フォーラム」に参加しました。最初の開会セッションでは、ICAN(International Campaign to Abolish Nuclear Weapons)共同代表のティルマン・ラフ博士による基調講演や、広島の被爆者の内藤淑子さんによる特別報告がありました。午後のセッションはウラン採掘、核実験、広島・長崎原爆被爆、原発事故、劣化ウラン兵器による被害など、核サイクルに関わる世界各地の被害現場からの報告が聞けました。午後4時半からは、近くの「ひろしまNPOセンター」に移動し、ワークショップを持ちました。今年から広島市立大学国際学部との共催として開催されることになったこのワークショップには、広島市立大学の学生の皆さん9名、現地で平和活動に関わってきている方なども加わってくださり、総参加者数は30名近くとなりました。
ワークショップの様子
全体のコーディネーターは、広島の街全体を大学キャンパスとして見立てたユニークな生涯学習・コミュニティ活動に取り組んでいる平尾順平さん(NPO法人ひろしまジン大学代表・テレビコメンテーター)が務めてくださいました。まず、学生が5つのグループに分かれての自己紹介、さらに、フォーラムに参加して感じたこと、ヒバクの話を聞いて考えたことなどについて率直な意見交換が行われました。さらに、最近パリで起こったテロ事件にテーマを絞った後半では、とても熱のこもった議論となり、最後は、各グループからのそれぞれ印象的な報告でワークショップを終えました。
翌日は、半数は、「世界核被害者フォーラム」2日目に参加し、他の者は、世界遺産の宮島、広島城、広島現代美術館などを訪れ、広島の文化と歴史に触れることができました。被爆70周年にあたる今年は、核問題と対峙している世界各地の人々から話を聞くとともに、広島の人々と交流する貴重な機会となりました。
(文責:シギナシ・ミハエラ)
第4回「インターナショナル・アクティブ・ラーニング in 広島」
- ・2015年11月21日(土)~22日(日)
- ・プログラム(使用言語:日英)
第一部:11月21日 10:00~16:15(会場:広島国際会議場)
「広島・長崎被爆70周年 世界核被害者フォーラム」
第二部:11月21日 16:15~19:00(会場:広島NPOセンター)
広島ワークショップ「被爆70周年に考える」
司会:平尾順平(NPO法人ひろしまジン大学代表)
湯浅正恵(広島市立大学国際学部教授) - ・共催:神戸大学文学部・広島市立大学国際学部
- ・協賛:NPO法人ANT-Hiroshima、NPO法人ひろしまジン大学、ひろしまNPOセンター