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インターナショナル・アワー(「鬼来迎」について学ぶ会)を開催しました
2019.7.30
2019年6月27日、恒例のインターナショナル・アワーを開催しました。今回は、日本の文学、美術、日常的慣習の中にしばしば登場する「鬼」とはどういう存在なのかということを動画とプレゼンテーションでご説明頂きました。
「鬼来迎」は農村信仰に縁のある民俗芸能であり、子供の成長祈願や無疆息災などを願う際に演じられる仮面狂言で、地獄の恐ろしさと菩薩の慈悲を両方感じることができると言われています。日常生活に登場する「鬼」は、色によってそれぞれ意味が異なり、「赤」は欲望(豆をぶつけることで自分の中の悪い心が取り除かれる)、「青」は、怒りの象徴、「黄」は心の浮動、「緑」は不健康、「黒」は疑いの心など、仏教の五つの「五蓋」に由来していることもご説明頂きました。留学生だけでなく日本人学生にとっても、節分の「豆まき」など身近な伝統行事と、日本文化の関わりが理解できた貴重な体験でした。