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河本真夕さん、美術史学会論文賞受賞
2023.06.07
このたび、北海道立近代美術館学芸員で人文学研究科博士後期課程(美術史学)に在籍している河本真夕さんの論文が、美術史学会の『美術史』論文賞を受賞しました。論文タイトルは「ナバレーテ・エル・ムード《聖ヤコブの殉教》—描かれた涙とエル・エスコリアル修道院聖具室との関連」で、『美術史』第192冊(2022年3月)に掲載されました。5月26日(金)、九州大学での美術史学会全国大会で表彰式が行われました。
今回の受賞論文はスペイン16世紀最大の画家ナバレーテ・エル・ムードの代表作《聖ヤコブの殉教》に描かれた涙に着目し、それがエル・エスコリアル修道院におけるフェリペ2世の信仰や聖具室での宗教儀礼と結びついていたことを鮮やかに論証したものです。