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公開講座のお知らせ

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2022年度公開講座「日常と非日常のはざま」

今年度の文学部公開講座は、「日常と非日常のはざま」と題して4つの講義をお届けいたします。2019年以降、世界中で猛威をふるった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について、まだまだ収束は見通せないものの、日々の暮らしのなかで徐々に「日常」を取り戻しつつあります。しかし、未知の感染症と、それに対する防疫策として行われたロックダウンや行動制限によってもたらされた「非日常」は、いまなお私たちの「日常」に影を落としています。
また2022年には、ロシアがウクライナへと侵攻し、ウクライナで暮らす人びとの「日常」がまたたくまに奪われていきました。ウクライナやウクライナから逃れた人びとは言うまでもなく、ロシアや他の国々で暮らす人びとにも、さまざまなかたちで戦争という「非日常」が「日常」のなかに浸潤しています。
本年度の講義はこうした「日常と非日常のはざま」に直面する状況に対して、それぞれのアプローチから迫ってみたいと思います。現在、私たちが置かれた状況を俯瞰的に把握し、これからのことを皆さんとともに真摯に、多角的に考えてゆく、そうしたきっかけになればと願っています。

今年度の文学部公開講座は、以下のとおり対面形式とウェブ会議システム「ZOOM」を利用したオンライン形式のハイブリッドで実施しますので、来学が難しい皆様におかれましても、是非オンライン形式でご参加ください。

開講期間:
2022年10月1日(土)・10月8日(土)
10月1日(土):午後1時30分~午後4時50分、10月8日(土):午後1時30分~午後4時40分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
開催方法:
対面形式及びZOOMを利用したオンライン形式
オンライン形式による参加にはPC等の端末および通信環境(Wi-Fiなど)をご用意ください。
対面形式の開催場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室

受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
対面形式80名、オンライン形式150名
受講料:
無料

2021年度公開講座「病とこころ」

今年度の文学部公開講座は、「病とこころ」と題して4つの講義をお届けいたします。
昨年来我々を悩ませ続ける疫禍は、世界中の人々の身体、そして心を蝕んできました。感染症は罹患者の身体を冒したばかりではありません。防疫策としてのロックダウン・行動制限は、全ての人々の心に重くのしかかり、目に見えぬウィルスの拡大は、社会全体に不安と疑心暗鬼の雰囲気を蔓延させました。こうした現象に対して人類はどう対処してきたのでしょうか。私たちはどう向き合っていくべきなのでしょうか。たとえ今般の疫禍が終息しようとも、この問題は今後、私たちが常に向き合い続けねばならない問いとなるでしょう。
本年度の講義はこの問題に対して、多種多様な人文学諸分野の中でも西洋現代史、社会学、社会心理学、フランス文学、それぞれのアプローチで迫ってみたいと思います。現在、私たちが置かれた状況を俯瞰的に把握し、これからのことを皆さんとともに真摯に、多角的に考えてゆく、そうしたきっかけになればと願っています。

今年度の文学部公開講座は、新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、Web会議システムの「ZOOM(ズーム)」を利用したリアルタイム・オンライン形式で実施します。ZOOMの利用マニュアルを作成し、本番前にテストミーティングも実施しますので、ZOOMの利用が初めての方も、ぜひご参加ください。

開講期間:
2021年10月2日(土)・10月9日(土)
10月2日(土):午後1時30分~午後4時50分、10月9日(土):午後1時30分~午後4時40分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
開催方法:
ZOOM (ズーム)を利用したリアルタイム・オンライン開催
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
150名
受講料:
無料

令和元年度公開講座 「とき」の人文学

今年は、神戸大学文学部の創立70周年にあたります。また、5月には日本の元号が変わりました。この機会に、「とき」についてあらためて考えてみたいと思います。
アウグスティヌス(354–430年)は『告白』の中で「ではいったい、時間とは何でしょうか」と問い、「私たちが会話のさい、時間ほど親しみ深く熟知のものとして言及するものは何もありません。それについて話すとき、たしかに私たちは理解しています。他人が話すのを聞くときも、たしかに私たちは理解しています」と述べますが、しかし「たずねられて説明しようと思うと、知らないのです」と続けます。
たしかに、時間は身近なものですが、いざそれが何であるかと問われると、答えるのは容易ではありません。しかも、時代や社会が異なれば、「とき」の意識や感覚も違ってきます。「とき」について、人文学の諸分野でさまざまなアプローチが考えられますが、今回は次のようなテーマを取り上げます。
「とき」を超えて過去の日本語の姿に迫るにはどうしたらよいでしょうか。自分の時間を紡ぐ行為である自伝を通じて見える現代中国の自己認識の変化とはどのようなものでしょうか。空間を対象とする地理学で「とき」はどのように研究されているのでしょうか。そして、19世紀前半から現在に至るまでのフランス文学で「時間」はどのように描かれてきたのでしょうか。
知的なひとときをお楽しみいただければと思います。

開講期間:
2019年10月5日(土)・10月12日(土)
10月5日(土):午後1時30分~午後4時50分、10月12日(土):午後1時30分~午後4時40分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
80名
受講料:
無料

平成30年度公開講座 「嘘」の人文学

嘘をつくことは、普通よくないこととされています。しかし、人々が楽しむフィクションの世界や政治的な発言の場などで、嘘が効果的に用いられていることも事実です。人はそれを嘘とわかって楽しむこともありますし、嘘に踊らされて思わぬ本心を吐露することもあります。
そもそも、人間が言語を用いる生物である以上、誤認や伝達ミス、あるいは送り手と受け手の解釈のズレにともなって、あたかも誰かが嘘をついたかのような出来事がたまたま生じてしまう可能性は常にあります。真実はひょっとすると、嘘の裏側にあるのかもしれません。こうした観点から、たとえば人間を「嘘をつく動物」ととらえたとき、文化の営みはどのようなものに見えるでしょうか?
もちろんこうした問いかけは、「ポスト・トゥルース」の時代とも言われる現代をよりよく知るための一助ともなります。この講座では、人文学の様々な現場から、「嘘」について改めて考えてみたいと思います。

開講期間:
平成30年9月22日(土)・9月29日(土)
午後1時30分~午後4時50分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
80名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成30年8月30日(木)~9月11日(火)
ただし、定員になり次第、受付を終了します。
申込方法:
以下の受講申込書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記にFAX、郵送またはメール添付にてお送りください。
平成30年度神戸大学文学部公開講座募集要項(PDF)
受講申込書(平成30年度神戸大学文学部公開講座募集要項裏面)(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)
<平日8:30~17:15/土日祝を除く>

平成29年度公開講座 「詩とうた

太古より人は声を発し、うたをうたい、詩を詠じてきました。しかし、印刷文化が発展するなかで、私たちはことばに宿る「声」の要素(オラリティー)よりも、書かれた文字(テキスト)を重視するようになってきました。文字に向き合うことの多い文学部の学びにおいても、ことばの聴覚性、身体性が意識されることは少なくなってきているといえるでしょう。しかし昨年、ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したことをきっかけに、うたの文学性について改めて注目が集まっています。そこで今年度は、文学、歴史学、言語学の立場から、文字に書かれ視覚を通して認識される詩と、音声として発せられ聴覚を通して認識されるうたとの関係性に目を配りつつ、詩とは何か、うたとは何かを改めて問い直し、それらの成り立ち、さらに人の思考とのつながりなどについて考えてみたいと思います。

開講期間:
平成29年9月23日(土・祝)・9月30日(土)
午後1時30分~午後4時50分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成29年8月31日(木)~9月12日(火)
ただし、定員になり次第、受付を終了します。
申込方法:
以下の受講申込書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記にFAX、郵送またはメール添付にてお送りください。
平成29年度神戸大学文学部公開講座募集要項(PDF)
受講申込書(平成29年度神戸大学文学部公開講座募集要項裏面)(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)
<平日8:30~17:15/土日祝を除く>

平成28年度公開講座 「人文学と自然科学――学知探求の歴史と現在」

ゲーテ作『ファウスト』の主人公、世界を根源まで窮めんとするファウスト博士は、悲劇の幕開け直後、こう嘆きます。「ああ、こうして哲学も、法学も、医学も、忌々しいことには神学までも、胸を焦がし隅から隅まで研究してきた。そのあげくの果てが、ご覧のとおり阿呆なままの私だ。」ここに描かれているように神学を頂点とする四学部の学問体系が中世ヨーロッパの大学システムの根本をなしていました。「人文学」と「自然科学」の区別がうまれたのは近代。世界史的に見れば新しい区分です。それ以降、個々の学問領域が画定されていくなかで、人文学の各分野では自然科学とのさまざまな付き合い方が学知探求の方法論として整備されてきました。そこには、自然科学的世界観への建設的批判、自然科学の言説を成り立たせている論理の研究、自然科学の展開の背景をなす科学史の精査、あるいは自然科学的手法を用いた人文知の探求など、それぞれのディシプリンに応じた多様な関係性が見出されます。本講座では、こうした「人文学と自然科学」の関係をめぐる歴史と現在について、哲学、芸術学、地理学、心理学、それぞれの立場から光を投げかけ、具体的な事例に即して考えたいと思います。

開講期間:
平成28年10月1日(土)・10月8日(土)
午後1時30分~午後4時45分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成28年8月31日(水)~9月20日(火)受付は終了しました。
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成28年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(PDF)
受講申込書(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

平成27年度公開講座 「境界を作る・越える」

今年度の公開講座は、「境界を作る・越える」というテーマといたしました。「境界を作る」という行為は、地理的なものであれ、人間集団に関するものであれ、人間の文化的、社会的営みの最たるものと言えるでしょう。しかし、同時にそれは、人やモノ、情報が、「境界」を越えて易々と移動するという、決定的事実の裏返しでもあります。国境を越えた人・モノ・情報の移動が活発に行われ、グローバル化が叫ばれる一方、国境を強く意識するような、ナショナリズム的行動が立ち現れている昨今の情勢などは、まさにそうしたことの具体的な現れと言えるのかも知れません。こうした現象を私たちは、どのように理解し、受け止めていけばよいのでしょうか。本講座では、こうした「境界」をめぐる諸問題に対して、国文学、地理学、社会学、西洋史学、それぞれの立場から光を投げかけ、具体的な事例に即して考えて行きたいと思います。

開講期間:
平成27年9月26日(土)・10月3日(土)
午後1時30分~午後4時50分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成27年8月31日(月)~9月15日(火)
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成27年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(PDF)
受講申込書(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

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平成26年度公開講座 「翻訳」の人文学

本年度の公開講座は、「『翻訳』の人文学」をテーマに開講いたします。人文学研究にとって「翻訳」という営みは非常に重要な意味を持ってきましたし、今後も不可欠な営みであり続けるでしょう。ただ、日本の人文学研究が外国の人文学研究をモデルにし、外国の文化を「翻訳」し輸入してきたものにすぎないならば、そろそろ「翻訳」を卒業してもよいのかもしれません。しかし、テーマとなっている「翻訳」は単に横書のもの(欧文)を縦書(日本語)に変換するという作業を意味しません。そうではなく、「翻訳」とは変換不可能なものを自覚しつつ再創造するという営みにほかなりません。本講座では、哲学、西洋史学、ドイツ文学、美術史学を専門とするそれぞれの立場から、「翻訳」という営みの意義について語ってもらいます。

開講期間:
平成26年9月27日(土)・10月4日(土)
午後1時30分~午後4時50分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成26年9月1日(月)~9月19日(金)
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成26年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(PDF)
受講申込書(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

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平成25年度公開講座 「人と「こころ」の人文学」

本年度の公開講座は、人文学から切っても切り離せない「こころ」が人とどうかかわるかと言う問題を取り上げます。倫理学、社会学、イギリス文学、西洋史学を専門とする四名の教員が担当し、それぞれの専門の視点から「人」と「こころ」の関わりについて、講義を行います。

開講期間:
平成25年9月28日(土)・10月5日(土)
午後1時30分~午後4時40分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成25年9月2日(月)~9月20日(金)
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成25年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(Word)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

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平成24年度公開講座 「学びの流儀―教育制度の西・東―」

グローバル化や情報化が急激に進む中、学習や教育のありかたも大きく変化しつつあります。神戸大学文学部では、今年十月から「神戸オックスフォード日本学プログラム」が始まります。このプログラムは、神戸大学とイギリスのオックスフォード大学の間で結ばれた大学間協定に基づき実施されるもので、オックスフォード大学東洋学部日本学専攻の二年生十二名が、神戸大学文学部で日本語や日本研究を一年間集中的に学習することになります。また、オックスフォード大学ハートフォードカレッジと文学部の間での交換留学生制度も合わせて開始されます。
今年の公開講座は、このような画期的な国際的教育プログラムの開始を記念して、学習や教育のあり方を改めて考え直すため、ヨーロッパとアジアの特徴的な「学びの流儀」のいくつかを取り上げてみたいと思います。
それぞれ哲学、社会学、中国史、アラブ史を専門とする四名の教員が担当いたしますが、二週とも、講師の間での意見交換も含めた質疑応答の時間を十分にとる「フォーラム」形式で行ってみたいと思います。奮ってご参加ください。

開講期間:
平成24年9月22日(土)・29日(土)
午後1時30分~午後4時40分
時間数:
6時間(1回1時間半の講義を合計4回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成24年8月27日(月)~9月21日(金)
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成24年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(PDF)
問い合わせ先:
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学大学院人文学研究科総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

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平成23年度公開講座 「日本社会と大災害—古代・中世から3.11大震災まで」

3月11日に東日本を襲った大地震・津波、そして直後に起こった福島原発事故は、日本社会に未曾有の被害と影響を及ぼしています。今年度の公開講座では、いままでに日本人は、大災害に見舞われた時、どのように受け止め、振る舞い、そして、どのように乗り越えてきたのか、さらには、放射線汚染に代表されるような新たなリスクに満ちた現代社会の中で、私たちはどのような共生の形を作っていくべきか、様々な人文学の視点から考えてみたいと思います。
歴史学、文学、社会学、心理学、哲学そして倫理学を専門とする六名の教員が担当しますが、今年度は、三週とも、テーマ的に近い二つの講義をお聞きいただいた後、講師の間での意見交換も含めた質疑応答の時間を十分にとる「フォーラム」形式で行ってみたいと思います。

開講期間:
平成23年9月24日(土)~平成23年10月8日(土)
毎週土曜日 午後1時30分~午後4時40分
時間数:
9時間(1回1時間半の講義を合計6回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生
募集人数:
100名
受講料:
無料

申し込み

受講申込期間:
平成23年8月18日(木)~9月22日(木)
申込方法:
以下の受講申し込み書をダウンロードして、必要事項を記入の上、下記に郵送またはFAXで送信してください。
平成23年度神戸大学文学部公開講座(PDF)
受講申込書(PDF)
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp (@は半角に置き換えてください)

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平成22年度公開講座 「神戸と越境する文化―」

今年度のテーマは「神戸」です。海港都市としての神戸はさまざまな文化を移入すると同時に、日本の文化を海外に発信する場でもあります。「越境する文化」の最も豊饒なトポスとしての神戸を人文学の諸分野から照らし出します。
また、講座中日には、クレズマー音楽のレクチャー・コンサートを行います。神戸には日本でも珍しいシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)がありますが、画家シャガールも愛したその音楽を「オルケステル・ドレイデル」の皆さんに披露していただきます。

開講期間:
平成22年9月25日(土)~平成22年10月9日(土)
毎週土曜日 午後1時30分~午後4時40分
時間数:
9時間(1回1時間半の講義を合計6回)
場所:
神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
受講対象者:
一般市民、学生

申し込み

受講申込期間:
平成22年8月9日(月)~9月17日(金)
募集人数:
100名
受講料:
6,200円
会場:
瀧川記念学術交流会館大会議室
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp ( l はエルの小文字です)

申し込み方法・公開講座の詳細等については、「神戸大学文学部公開講座案内」(PDF)をご参照下さい。

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平成21年度公開講座 「異文化接触から生まれるもの-創造と共生の地平-」

今年度は「異文化接触」をテーマにして、異なる文化の出会いから創り出されるもの、新たな共生の形について考えてみます。東洋史、哲学、地理学、言語学、英文学といった人文学の諸分野から、「異文化接触」の具体的な有り様、そこに展開される創造と変容のドラマを浮き彫りにします。
また最終回には、「異文化接触」の典型であり、日本文化も大きな影響を受けているシルクロード・オアシス文化の息吹に触れるため、関西在住の留学生たちに中央アジア・ウィグル族の伝統舞踊・音楽を披露していただきます。

申し込み

受講申込期間:
平成21年8月10日(月)~平成21年9月18日(金)
受講料:
6,200円
受講対象者:
一般市民・学生
定員:
100名
会場:
瀧川記念学術交流会館大会議室
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp ( l はエルの小文字です)

申し込み方法・公開講座の詳細等については、「神戸大学文学部公開講座案内」(PDF)をご参照下さい。

日程

平成21年9月26日(土)
13:30-13:40 【開講式】 挨拶   文学部長 佐々木衞
13:40-15:10 【第1回】 講義:エジプト学が生まれるまで   講師 伊藤 隆郎
15:20-16:50 【第2回】 講義:哲学における東西の出会い―ジェイムズ、漱石、西田   教授 嘉指信雄
平成21年10月3日(土)
13:30-15:00 【第3回】 講義:生活民俗のなかの異文化―沖縄の事例―   准教授 大城直樹
15:10-16:40 【第4回】 講義:言語接触のタイプ   教授 西光義弘
平成21年10月10日(土)
13:30-15:00 【第5回】 講義:シェイクスピアの『マクベス』と黒澤明の『蜘蛛巣城』   講師 桑山智成
15:10-16:40 【第6回】 講義:ウィグル民族の伝統舞踊、民謡、楽器演奏など   シルクロード・ローラン・グループ
16:40-16:50 【閉講式】 挨拶   文学部長 佐々木衞

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平成20年度公開講座 「身体(からだ)を読む」

平成20年度の公開講座は終了しました。

講座の内容

私たちの身体(からだ)は使ったり、鍛えたり、治したりするばかりのものではありません。人文学の立場から見つめなおすと、身体はいつもと異なる意味を帯びてきます。
この講座では、人文学研究科の教員による講義を通じて、ドイツ文学、東洋史学、社会学、倫理学、心理学といった人文学の諸分野から、身体のさまざまな意味を読みとってみたいと思います。また身体による表現の一つとして、数々の競技会でも優秀な戦績を誇る本学競技ダンス部の部員たちに各種のダンスを披露してもらいます。

申し込み

受講申込期間:
平成20年8月25日(月)~平成20年10月10日(金)ただし、受付期間内でも、定員になり次第締め切ります。
受講料:
6,200円
受講対象者:
一般市民・学生
募集人数:
100名
会場:
神戸大学瀧川記念学術交流会館 大会議室
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp ( l はエルの小文字です)

申し込み方法・公開講座の詳細等については、「神戸大学文学部公開講座案内」(PDF)をご参照下さい。

日程

平成20年10月18日(土) 13:30-13:40 【開講式】 挨拶 文学部長 佐々木衞
13:40-15:10 【第1回】 講義:ヨーロッパ文学の食卓 准教授 増本浩子
15:20-16:50 【第2回】 講義:"人を食う礼教" 教授 森紀子
平成20年10月25日(土)
13:30-15:00 【第3回】 講義:身体の社会学-マンガ・医療・ダンス- 教授 油井清光
15:10-16:40 【第4回】 競技ダンス 8種の縁起 神戸大学競技ダンス部
平成20年11月1日(土)
13:30-15:00 【第5回】 講義:死をめぐる身体-生命倫理学の観点から- 准教授 茶谷直人
15:10-16:40 【第6回】 講義:頭でわかることと体でわかること 准教授 喜多伸一
16:40-16:50 【閉講式】 挨拶 文学部長 佐々木衞

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平成19年度公開講座 「家族のかたち さまざま」

講座の内容

私今年度は「家族」をテーマにし、古今東西の家族のかたちについて考えます。人文学研究科の教員による講義を通じて、アメリカ文学、中国文学、西洋史、社会学、美術史学という諸分野から家族のありかたを問います。さらに第六回は、神戸大文学部の卒業生でもある文化功労賞受賞者の脇田晴子先生を迎え、日本中世の家族についての講演と同時に家族をテーマにする能を舞っていただきます。

申し込み

受講料:
6,200円
受講対象者:
一般市民・学生
募集人数:
100名
会場:
神戸大学瀧川記念学術交流会館 大会議室
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp ( l はエルの小文字です)

日程

平成19年10月13日(土) 13:30-13:40 【開講式】 挨拶 文学部長 佐々木衞
13:40-15:10 【第1回】 講義:近代中国の家長 魯迅の場合 准教授 濱田麻矢
15:20-16:50 【第2回】 講義:中世ヨーロッパ史料に見る家族 准教授 高田京比子
平成19年10月20日(土)
13:30-15:00 【第3回】 講義:地域に生きる家族-タイ東北部のフィールドから- 教授 藤井勝
15:10-16:40 【第4回】 講義:描かれた家族-食の場面を中心に- 准教授 宮下規久朗
平成19年10月27日(土)
13:30-15:00 【第5回】 講義:現代アメリカ演劇にみる家族像の変容 准教授 山本秀行
15:10-16:40 【第6回】 講義:日本中世の家族と妻の位置 ゲストスピーカー 脇田晴子
                  舞囃子「砧-地獄に堕ちた妻-」
16:40-16:50 【閉講式】 挨拶 文学部長 佐々木衞

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平成18年度公開講座 「異郷にいきること」

平成18年度の公開講座は終了しました。公開講座の報告は「平成18年度文学部公開講座が終了しました」(神戸大学HP)をご覧下さい。

講座の内容

本講座では、「異郷にいきること」をテーマとしてとりあげます。異郷にいきることとはいかなることであったのか、この問題を文学部の教員による講義を通じて、文学、東アジア史、社会学、西洋史、日本史学、芸術学といったさまざまな人文学の視点から掘り起こしてみたいと思います。
さらに第6回(10月28日)には、昨年小野市との地域連携事業の一環で開催された青野原俘虜収容所の音楽の再演についての講演と、神戸大学交響楽団によるコンサートを予定しています。

申し込み

受付期間:
平成18年9月1日(金)~平成18年10月6日(金)ただし、受付期間内でも、定員になり次第締め切ります。
受講料:
6,200円
受講対象者:
一般市民・学生
募集人数:
100名
会場:
神戸大学瀧川記念学術交流会館 大会議室
問い合わせ先:
神戸大学文学部総務係
TEL 078-803ー5591  FAX 078-803-5589
E-mail : lsoumu@lit.kobe-u.ac.jp ( l はエルの小文字です)

申し込み方法・公開講座の詳細等については、「神戸大学文学部公開講座案内」(PDF)をご参照下さい。

日程

平成18年10月14日(土)
13:30-13:40 【開講式】 挨拶 文学部長 松嶋隆二
13:40-15:10 【第1回】 講義:「文学のふるさと」としての異郷 助教授 樋口大祐
15:20-16:50 【第2回】 講義:パリの中国人 助教授 白鳥義彦
平成18年10月21日(土)
13:30-15:00 【第3回】 講義:南アジア史における「異人」たち 助教授 真下裕之
15:10-16:40 【第4回】 講義:東西文化の架け橋―あるドイツ人宣教師の軌跡 教授 森 紀子
平成18年10月28日(土)
13:30-15:00 【第5回】 講義:俘虜収容所に生きる 教授 大津留 厚
15:10-16:40 【第6回】 解説:レクチャー・コンサート
教授 長野順子 「青野原俘虜収容所の音楽会の再演―もう一つのバルトの楽園」
演奏:神戸大学交響楽団団員
指揮:田村文生(本学助教授)
16:40-16:50 【閉校式】 挨拶 文学部長 松嶋隆二

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平成17年度公開講座 「戦後60年 ― 何が変わったのか/変わらなかったのか ― 」

平成17年度の公開講座は終了しました。公開講座の報告は「文学部公開講座が終了しました」(神戸大学HP)をご覧下さい。

講座開設趣旨・目的

本講座では、戦後60年を主題として取りあげます。戦後60年に何が変わったのか、あるいは変わらなかったのか。それを文学部の教員による講義を通じて、文学、東アジア史、地理学、言語学、哲学といったさまざまな人文学の視点から明らかにしたいと思います。
さらに第4回(10月22日)には、NPO神戸100年映画祭総合プロデューサー伊良子序さんをお招きして、戦前戦後の様々な映画作品を上映しながら「日本映画における戦前戦後」についてお話していただきます。多様な観点からとらえられる戦後の諸相を明らかにすることが、本講座の目的です。

日程

平成17年10月15日(土)13:30-13:40(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
開講式:文学部長 松嶋隆二
第1回 平成17年10月15日(土)13:40-15:10(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
樋口大祐助教授:見えない国境線-「日本語」文学の戦前・戦後-
第2回 平成17年10月15日(土)15:20-16:50(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
緒形康助教授:東アジア共同体と歴史問題
第3回 平成17年10月22日(土)13:30-15:00(場所:六甲ホール)
J. Marshall Unger 教授(オハイオ州立大学)、窪薗晴夫教授:戦後60年、日本語はどのように変わったか?
第4回 平成17年10月22日(土)15:10-16:40(場所:六甲ホール)
伊良子 序(神戸新聞社、NPO神戸100年映画祭総合プロデューサー):日本映画に見る戦前戦後
第5回 平成17年10月29日(土) 13:30-15:00(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
大城直樹助教授:戦後沖縄の60年-地域アイデンティティをめぐって-
第6回 平成17年10月29日(土)15:10-16:40(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
嘉指信雄教授:"戦争の時代"と哲学 ― 太平洋戦争、ベトナム戦争、そして今
平成17年10月29日(土)16:40-16:50(場所:瀧川記念学術交流会館2階大会議室)
閉講式:文学部長 松嶋隆二
時間帯  13:30~16:40(初日及び最終日は16:50終了)
時間数 9時間(1.5時間 x 6回)
講習料 6,200 円
受講対象者  市民一般・学生
募集人数  100名
備考  申込み期間:8月22日(月)~ 10月11日(金)
 注:内容については事情により変更することがあります。

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平成16年度公開講座 「平家と神戸」

平成16年度の公開講座は終了しました。公開講座の報告は「文学部公開講座が終了しました」(神戸大学HP)をご覧下さい。

講座開設趣旨・目的

第一回講師 上原まり氏
第一回講師 上原まり氏

本講座では、地域的には神戸、時間的には神戸が歴史の中心的な舞台となった平家の時代を、主題として取り上げる。文学部の教員による講義を通じて、歴史学、文学、美術史といった人文学的な観点から当時の神戸の様相を明らかにし、さらに第1回(10月9日)は「上原まり氏による平家琵琶の演奏」、第3回(10月23日)は「能楽協会による能の紹介」も行う。歴史的、文化的な重層性をもって、このような多様な観点からとらえられる神戸の豊かさを明らかにすることが、本講座の目的である。

日程

第1回 平成16年10月 9日(土)
上原まり:琵琶演奏
第2回 平成16年10月16日(土)
髙橋 昌明:福原「遷都」について - 和田京と福原宮 -
第3回 平成16年10月23日(土)
能楽協会:能の紹介
第4回 平成16年11月 6日(土)
百橋 明穂:美術史上の平清盛 - 平家納経を中心として -
第5回 平成16年11月 6日(土)
樋口 大祐:現代における平家物語

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平成15年度公開講座 「こころを見る - 意識と精神の人文学 -」

講座開設趣旨・目的

人間の存在を考える際に、こころの問題は重要である。物理的、機械的な側面に還元されない、心理的、精神的な側面に、人間の存在の本質があると考えることができるからである。また今日、物質的な繁栄ばかりではない精神的なこころの豊かさが求められるようにもなってきている。意識や精神のはたらきとして、様々な手段を用いて「こころを見る」ことは、人文学の諸研究のなかでこれまでに大きな蓄積がなされてきている。
このような基盤の上に立って本講座では、こころをめぐる議論を、本学部教官の専門分野に即しつつ、人文学的な多角的な観点から展開する。その際、こころと対をなす身体の問題も重要な論点となる。公開講座の具体的なテーマとしては、物理的世界の中に意識がどのように位置づけられるのか、乳児は物理的世界、対人的世界をどのように認知し言語を獲得していくかについて、天皇制と身体との問題、遺影、死後直後の写真、心霊写真といった写真(イメージ)をもとにこころをどのようにとらえることができるのか、無意識の世界から文学に代表される象徴的な世界がどのように生まれてくるのか、といったことが論題となる。
こころの諸相をとらえる、理論的ならびに具体的な多様なアプローチを通じて、人間存在の豊かさや深さを明らかにすることが本講座のねらいである。

講義内容 講師
【第1回】
機械は意識をもつことができるか
助教授 羽地 亮
【第2回】
ことばの獲得
教 授 小椋 たみ子
【第3回】
天皇のこころと天皇制というシステム
教 授 鈴木 正幸
【第4回】
写真を見る心 ―― 心霊写真を見る
助教授 前川 修
【第5回】
こころの奥底を捉える
教 授  枝川 昌雄

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