第3回倫理創成プロジェクトワークショップ｜神戸大学大学院人文学研究科人文学推進インスティテュート｜人文学研究科について

第3回倫理創成プロジェクトワークショップ

2022年11月24日、神戸大学人文学研究科にて、第3回倫理創成プロジェクトワークショップが開催され、薄井尚樹氏(関西大学文学部教授)による報告「社会的不正義は潜在的態度についてなにを語るのか」が、新川拓哉本研究科講師(哲学・倫理学)の司会進行の下、実施されました。

薄井氏は、レイシズムやセクシズムといった社会的不正義を是正するための介入について，個人の潜在的態度に焦点をあてる立場と社会構造に焦点をあてる立場を概観したのちに，それらの立場の対立を解消しようとする近年の研究動向を紹介し，その動向が潜在的態度の理解にどのような捉え直しを迫るのかについて、先行研究をふまえつつアイデアを提示しました。また、報告後、学内外の研究者や学生らも交え、活発な議論が交わされました。