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第4回倫理創成プロジェクトワークショップ

2022年11月28日、神戸大学人文学研究科にて、第4回倫理創成プロジェクトワークショップが開催され、Li Xue氏(サウスウェールズ大学の授研究員、オーストラリア)による報告Neuroscience of happiness and meaning, the role of technology in future psychiatric careが、新川拓哉本研究科講師(哲学・倫理学)の司会進行の下、実施されました。

Li氏は、近年の神経科学において感情に関する研究が進展したことで、精神医療における治療法が人間の脳にどのように作用し、治療がどの程度脳に影響を与えているかを理解することができるようになったとしたうえで、神経科学とテクノロジーのさらなる発展により精神疾患の評価と治療法が今後変化するであろうことを見据え、研究者、政策立案者、サービス提供者、そして精神科医療の利用者らには、精神科医療における倫理感の意義や、テクノロジーによって可能となる精神医療のあり方を議論する喫緊の必要があるとの提言を行いました。

報告後、学内外の研究者や学生らも交え、活発な議論が交わされました。