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ティエリー・オケ氏講演「昼と夜」« Le Jour et la Nuit »
2023年3月15日、神戸大学人文学研究科にて、ティエリー・オケ氏(パリ・ナンテール大学哲学科教授)の講演「『昼と夜』« Le Jour et la Nuit »」が開催されました。
同講演でオケ氏は、「昼と夜、またそのあわいは、どのように考えられてきたのだろうか?」という問いの下で、昼と夜の二項対立的・非対称的な時間把握を批判したうえで、谷崎潤一郎『陰翳礼賛』やモーパッサン、ジッドなどの文章の分析を通じて、さまざまな観点から「夜」ないしは「昼と夜のあわい」がもつ感性的・創造的な面を明らかにし、日々の時間をめぐる西洋の知的営みの捉え直しを試みました。
芸術学・ヨーロッパ文学・日本文学などを専門とする教員・学生が参加し、通訳を交えつつ分野横断的な議論が展開されました。