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Oxford Kobe Japanese Linguistics Symposium

3月8日(水)に、オックスフォード大学(ハートフォード校)にて、Oxford Kobe Japanese Linguistics Symposiumが開催されました。

神戸大学人文学研究科とオックスフォード大学アジア・中東学部(旧東洋学部)は、学術協定に基づき、長年に渡り交流を継続してきました。今回のシンポジウムは、前回の開催(Kobe-Oxford言語学コロキウム「日本語研究の最前線3」2022年8月5日、於人文学研究科)に続き、日本語言語学に関するイベントとなります。プログラムはこちら

シンポジウムは、オックスフォード大学教授のビャーケ・フレスビック(Bjarke Frellesvig) 教授の開会挨拶により始まりました。フレレスビック教授は、両機関の長年に渡る友好関係に触れながら、今回のシンポジウムの意義を述べました。

その後、日本語言語学に関する8件の研究発表が行われました。岸本秀樹教授(統語論)による “Hierarchical Effects of Wh-Questioning in Japanese” と題する研究発表で始まり、田中真一教授(音韻論・音声学)による “XX Gambare: The phonological structure of Japanese two-beat chants”(XXがんばれ:日本語2ビート声援の音韻構造)と題する発表が続きました。その後、澤田治准教授(意味論・語用論)による “Sense-based low-degree modifiers in Japanese and English: Direct and indirect sense-based measurements” 、そして、林由華助教(琉球語)による “On the nature of the so-called "shûshi-kei (conclusive form)" of verbs in Ryukyuan dialects”(琉球諸方言における動詞の「終止形」とは何か)と題する研究発表が行われました。神戸側の上記4件の後、オックスフォード大学関係者による4件の研究発表が行われました。

最後に、岸本教授により閉会の挨拶がされ、シンポジウムは終了しました。終始活発な質疑応答が行われ、盛会となりました。

本シンポジウムは、神戸大学国際共同研究強化事業C型「日本語研究の国際的展開」、JSPS科研費基盤研究(B)「疑問詞文のプロディーに関する音声学・言語学の融合的・実証的研究」(21H00523)の助成を受けています。

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