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国際交流・留学について

グローバル化の時代といわれる今日、神戸大学文学部でもさまざまなレベルで国際交流が行われています。多彩な外国語・外国文学の講義はもちろん、最近では外国からの留学生の受け入れ、学生の外国大学への留学、外国の大学との学術交流協定などに、特に力を入れています。

多彩な外国語・外国文学教育

現在文学部では、英米文学・ドイツ文学・フランス文学・中国文学・日本社会文化論で外国人の教員が講義や演習を担当していますが、そのほかにも韓国語・中国語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・西洋古典語(古代ギリシャ語とラテン語)の語学教育が行われています。また、アラビア語・ペルシャ語を用いた授業もあります。

留学生受け入れと交流の状況

文学部への留学生は、大学院生あるいは大学院への入学をめざす研究生、また、オックスフォード大学をはじめとする協定校からの交換留学生が大半です。現在、20カ国・94名の留学生が文学部と大学院人文学研究科で学んでいます(平成27年5月1日現在)。さまざまな国の留学生と触れ合い異文化を理解し合うことができる教育環境は、グローバルな視野をもって研究を進める上で欠かせないものです。そうした観点から、文学部では、授業における日本人学生と留学生との議論はもちろん、留学生と日本人学生との交流が深まるように、さまざまな活動を行っています。例えば、毎週水曜日のインターナショナル・アワーや春には留学生と日本人学生合同の日本文化見学旅行を、冬には国際的な学術文化交流を目的としたシンポジウムと交流会を開いています。

文学部からの留学と外国の姉妹校

文学部の学生は、在籍したまま下記の協定校に留学することができます。

部局間協定

国名または地域名 大学名
大韓民国 木浦大学校
成均館大学校
韓国海洋大学校
中華人民共和国 鄭州大学美術系
中国海洋大学
華東師範大学
北京外国語大学
山東大学
中山大学
復旦大学
香港大学
連合王国 バーミンガム大学
フランス リヨン高等師範学校

※他に大学間協定があります。

留学生OBの声

連 興檳(中国) 社会学専攻
初めて神戸大学を訪れたのは、2007年の秋でした。正直なところ、大学院生として現在も神戸大学にいられるとは、当時の私は思ってもいませんでした。神戸といえば、中国では「神戸牛」しか知らない人が多いようで、私も実にその中の一人でした。神戸に来るまでは、長年の日本語学習経験と短期の渡日経験がありましたが、それでも一年間の交換留学に多少の不安を抱えていました。幸いなことに、メールのやりとりで文学部教務係の方に親切な対応をしていただき不安がほぐれ、そのおかげで無事に神戸に来ることができました。そして神戸大学といえば、六甲山に建っているため、毎日急な坂道をのぼらなければならないことが大変ですが、横を振り向いて神戸の海の絶景を眺めていると癒されます。また、山に近いからでしょうか、初めて大学構内でイノシシとウリボーを見かけたときは驚きました。後から知ったのは、それは神戸大学の「名物」ともいえる存在でした。今から振り返れば、初めて日本の大学の授業を受けたときは、「休憩なしで90分の授業は長い」という印象が深かったです。また、最初の頃は、「授業中は標準語、授業後は関西弁」をよく聞き、今まで標準語を習ってきた私にとっては大変新鮮でした。僅かな間をおいて、「昼間は学校で勉強し、夜は寮の友達と晩ご飯を作る」という留学生活が本格的に始まりました。当初は、現在と同じく社会学を勉強していました。授業で学ぶ理論的な内容のほか、実際に外へ出かけて社会調査をすることで、社会学の面白さを覚えました。それは、私が社会学を選び博士課程まで進学した最も大きなきっかけです。交換留学の一年は、授業だけでなく、学校側の留学生関係のイベントに参加したり、日本国内を旅行で回ったりしていました。結果としては、さまざまな体験と発見に満ちた一年でした。そして2009年の秋、中国の大学を卒業した私は、再び神戸大学にやってきました。二度目の留学生活は、「すべてが懐かしい」からスタートし、現在に至っています。

現役留学生の声

Hannie Knox(イギリス)
私は、オックスフォード大学東洋学部の2年生です。2014年10月から2015年8月まで、神戸大学文学部に留学しています。日本語の勉強をはじめて5年になりますが、日本に来るのはこれがはじめてです。神戸はとても美しい街で、会う人はみんな親切。今では日本と神戸が、我が家のように思えるようになりました。
文学部では、午前中の1限目と2限目に日本語の授業を受け、午後は自分が選択した文学部の授業に出席しています。選択できる授業はバラエティーに富んでいて、西洋史学から心理学まで何でも選ぶことができます。私が選んだのは言語学の授業です。これまで言語学を勉強したことがありませんでしたが、授業はとても面白くて、わからないことがあっても、先生が詳しく説明してくれます。オックスフォード大学に戻っても、言語学の勉強を続けたいと思っています。
授業以外にも、さまざまな活動に参加しました。真冬の2月には、長野県にスキーをしに行きました。神戸大学のおかげで日本でスキーを経験することができ、新しい友達とも知り合うことができました。また、ホームステイも経験しました。春休みからは、山美鼓という神戸大学のよさこいサークルに参加するようになりました。「よさこい」というのは、日本のダンスのひとつです。日本人の友達にも助けてもらって、5月に行われる祭で演じられるように、演習しています。
留学生として神戸大学文学部で私が過ごす1年間は、一生の宝物になると思います。皆さんにも、こうした留学生活を送ってほしいと思います。

留学体験

篠原 杏由美(中国文学)
私は2012年2月から翌年2月までの計1年間、中国・北京の北京語言大学へ留学しました。当初は不安でいっぱいでしたし実際苦労したこともありますが、今振り返ってみると、留学して本当に良かったと思っています。なぜなら、私は留学から沢山のものを得ることができ、それが自身の成長につながったと確信しているからです。
語学力の向上も勿論ですが、それはあくまで副次的なものだと私は思います。留学の一番のメリット、それは留学生活を通して自身の世界が広がることではないでしょうか。国籍の異なる友達がたくさんでき、交友関係が国境を越えて地球単位で広がる。特に私の場合、留学先の大学が外国人への中国語教育専門学校でしたので、クラスメートは皆外国人で国籍も多種多様。本当に沢山の国の人と知り合うことができました。留学が終わった今でも彼らとはインターネットを通じてつながっています。
そしてこのつながり以上に得られて良かったもの、それは自身の視野が非常に広がったということです。外国人の友達と触れあうことで、また外国で生活することで、自分とは異なる文化・社会・生活・習慣・思考に触れることができる。そこから、日本や日本人を「世界」という大きな枠組みから見つめられるようになりましたし、自分自身を客観的に認識・分析することができるようになりました。留学に行く前には見えなかったことが色々分かるようになり、それは自己成長に大いに役立っていると思います。
留学と聞くと不安なこともあると思いますが、実際にその国に飛び込んで生活してみなければ見えないもの・得られないものが沢山あります。そしてそれらは必ず成長の糧になります。私の留学はたった1年という短い期間でしたが、そこから得たものは本当に大きかったと思います。北京で過ごした1年間は、私にとって一生の宝物です。

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